2008.02.28 Thu
一匹狼と私。
昨日の続編みたいな。。。笑
ちょうどあれは私が16歳ぐらいになった時の事。
家がスナック経営してて、その頃からお店の客層がちょっとヤバくなってきてて。
父親の知り合いでそっち系(○○組)
の人達がいて、その筋の人達の溜まり場みたいになってて。
その頃、私、高校中退して家にも帰らないで遊びまくってた。
でも仕事も何もしないってのは良くないっておもい出して、
いつからかな。
家のお店をお昼喫茶店にしてやらせてほしいって父親に頼みこんで
で、お昼に喫茶する事になった。
血筋やなぁ。って思いながら、駅でコーヒー割引券みたいなチラシ作って配ったり。
しばらくして、1人のそっち系のおっちゃんがお昼に来るようになったんよ。
このおっちゃん、組には
属してなくて、そうモノ本の一匹狼。
全身の縫い傷100以上。
顔も縫い傷いっぱいやったの覚えてる。
小柄な体系やったけど、見るからにその筋のおっちゃんやった。
パンチパーマにサングラス。スーツびしって着てネクタイかちっと決めてて。
スーツとかも毎日違うくて、ネクタイの柄とかもめっちゃ趣味良くてね。
バリ格好良いおっちゃんやった。
で、私が10時ぐらいにお店開けててんけど、開店と同時ぐらいにそのおっちゃんが来て。
「裕美ちゃん、ビール」
って。笑
もう飲み始めはるねん。
「こっち来て横すわり。」
って。笑
まあこんな日が日課のようになってた。
で、結局ずーーっと夜まで、いや夜中までお店にいはったんよ。
夜には父親と交替してスナックに切り替わってって。
で、夜になるとその一匹狼のおっちゃんのお仲間さん達が次から次へと来はって。
ほとんどの人が小指なかった。
で、又夜にも私にお呼びがかかる訳よ。笑
父親公認かよ!みたいな。笑
「裕美ちゃん、こっちおいでー」の嵐やん。笑
でもほとんど一匹狼のおっちゃんの横にいたよ。
で、夜も更けて酔いも回ると恒例のチークタイム。笑
「裕美ちゃん、踊ろ」
って。
入れ代わり立ち代わりで。
たまにお尻ギュツてされたりとか。笑
でも楽しかった。
すごく。
マスター(父親)の娘ってのでみんなすごく可愛がってくれて。
て、私の父親は何者やねん?笑
時にはすごい光景も目にしたけどね。
違う組の人達が言い合いになって暴れてビール瓶割って「おらー!ぶっ殺すぞー!」
みたいな。
えっ?リアルVシネやん。て。
この当時、私ほんま、怖いもん知らずやった。
でもそれからそういう人達の出入りで、昔からの常連のお客さん達が来れなくなってて、店としては大変な状況になってたみたいやった。
でも私はなんかその人達が好きやった。
特に一匹狼のおっちゃん。
それこそおばあちゃんも一緒によく食事にも連れてってくれたよ。
お寿司やったりホテルのバーベキューやったり。
そりゃ外身はいかついし怖いよ。顔も体も縫い傷いっぱいやよ。
でもすごいに器でかくて懷温ったかかった。
一匹狼のおっちゃんはよく私の手ぎゅって握ってくれたんよね。
「裕美、頑張りや」
って。
今でもそのおっちゃんの手の感触覚えてるよ。
体の縫い傷も服めくって数えながら見せてくれたのも。。。
ある日の事。
ぱったりとその一匹狼のおっちゃん、うちの喫茶にも夜にも来なくなって。。。
持病の糖尿病が悪化したらしくて。。。
もうお医者さんから
一滴でもお酒飲んだら死ぬかもしれへんて。
そんなある日。
お昼におっちゃんが来てね。
「裕美ちゃん、ビールや」
って。
さすがに私も出せなくて。
「ワシが注文してんのに出されへんのかー!」
って。
すぐに父親に来てもらってその場はなんとか飲ませずに帰らせる事できてんけど。
それからも何回か来はってその度になんとか帰りはってって。
その繰り返しで。。。
それから何週間かしてぐらいかな。
○○のおっちゃん、死んだって。。。
えっ?
嘘やんな。
嘘でしょ。
私はその場から動けなかった。
われに返って慌てて階段上って自分の部屋へ。
入ったと同時に私一気に体が震えてきて。
涙が止まらなかった。。。
あっけないよね。
人の死って。。。
その後、おっちゃんのお葬式に行って。。。
キレイな顔してた。
父親はずっと号泣してた。
もう何年も前の事やけど、今でもよく思い出すよ。
鮮明に。。。
一匹狼のおっちゃん。
だってこんな経験なかなか出来ないでしょ。
こんなに身近に出逢えないもん。
正真正銘の本物の一匹狼には。。。
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